赤ちゃんの遮光ドームを手作りする前に。3児パパが部屋ごと真っ暗にした理由

赤ちゃんの遮光ドームを手作りする前に。3児パパが部屋ごと真っ暗にした理由

赤ちゃんの寝床を暗くする3つの方法と、うちが選んだもの

こんにちは!ハルコトです。

「赤ちゃん 遮光ドーム 手作り」で検索してこの記事にたどり着いた方が多いと思います。ベビーベッドだけ暗くしたい、でも市販の遮光ドームは高い、なら作れないか、という流れですよね。

先に結論を書きます。我が家は遮光ドームを作りませんでしたし、買いもしませんでした。部屋そのものを暗くする方を選んでいます。

理由は、目指した暗さの基準が違ったからです。我が家が3人の寝かしつけで最終的に行き着いたのは、「目を開けても、目を閉じているのと同じ光量」という状態でした。ドームで寝床の上を覆うくらいの暗さで寝てくれる子なら、そもそも寝かしつけにそこまで困っていないと思うんです。

とはいえ、住まいの事情も子供の性格も家庭ごとに違います。3つの方法を並べておきます。

方法費用の目安向いている場面弱いところ
遮光ドームを手作りする2,000〜4,000円とりあえず今日試したい崩れて顔にかかる危険がある。遮光性を上げるほど通気が落ちる
市販のドーム・ポップアップテント4,000〜10,000円室内で場所を変えて使いたい置き場所を取る。サイズが合わないと使えない
部屋ごと暗くする8,000〜20,000円寝室で寝かせられる。長く使いたい賃貸だと工夫がいる。準備に半日かかる
手作り遮光ドーム、市販のポップアップテント、部屋ごと暗くするの3つで、暗くなる範囲がどう違うかを比べたところ

我が家は3番です。手間はかかりますが、一度作ってしまえば2人目・3人目まで、しかも今もそのまま使えています。

部屋ごと暗くする場合、最初に買うのは次の3つです。この3つが揃えば、ほとんどの部屋は真っ暗になります。

  • 遮光1級カーテン(窓からの光をまず止める)
  • 遮光シート(カーテンでは止まらない、窓枠まわりの光を消す)
  • 黒の遮光テープ(家電のランプやコンセントの保安灯を消す)

貼り方や、シャッターが無い家での組み合わせ方は「部屋ごと真っ暗にする作り方」で詳しく書きます。ドームを検討している方は「うちが遮光ドームを作らなかった理由」から読んでもらうのが早いと思います。

最後に一つだけ。同じ親が育てた3人でも、寝かしつけ方は全く違いました。なのでこの記事は、うちが試して良かったものの中から、あなたのお子さんに合いそうなものを拾ってもらう、くらいの気持ちで読んでもらえたら嬉しいです。

うちが遮光ドームを作らなかった理由

ベビーベッドに突っ張り棒と遮光生地でドームを作ったときの断面。骨組みが倒れる、生地がずり落ちる、空気がこもる、下から光が入る

作るとしたら、構造はだいたい決まっています。ベビーベッドの四隅に突っ張り棒やパイプで骨組みを立てて、その上から遮光カーテンや暗幕をかける。あるいはベビーベッド用の蚊帳のフレームに、黒い生地をかぶせる。調べると、だいたいこのどちらかが出てきます。

材料も高くありません。ただ、我が家では最初から選択肢に入っていませんでした。こわいのは安全面です。

骨組みが倒れる、生地がずり落ちる。その下にいるのは、自分でどけられない赤ちゃんです。

しかも、暗くしようと思うと生地は分厚くて目の詰まったものになります。遮光性と通気性は両立しません。暗くすればするほど、空気は通らなくなります。

市販品なら、メーカーが安全面を考えたうえで形にしています。手作りだと、そこは全部自分持ちです。

そもそも身もふたもない話をします。ドームをかぶせるくらいの暗さで寝てくれる子なら、たぶん寝かしつけにそこまで困っていないと思うんです。本当に寝ない子の相手をしていると、中途半端な暗さでは何も変わりませんでした。

だったら、部屋ごと暗くした方がいいと自分は考えます。

とはいえ、部屋ごと暗くできる家ばかりじゃないですよね。寝室が使えない、リビングで昼寝させるしかない、という家庭のほうが多いと思います。

ただ、市販品を探すと最初につまずくところがあります。「遮光ドーム」で検索して出てくるのは、赤ちゃん用ではありません。上のほうに並ぶのは、大人が顔にかぶせて寝る快眠ドームや、遮光の日傘です。

赤ちゃん向けで近いのは、ベビーベッドにかぶせるワンタッチの蚊帳になります。遮光をうたっているものもありますが、そういう商品はレビューがほとんど付いていないので、実際どのくらい暗くなるのかは分かりません。赤ちゃんの遮光ドームという商品は、探しても見つからない。だから手作りしようとする人が多いのだと思います。

そのうえで買うなら、ポップアップテントのタイプがいいと思います。広げるだけで自分で立ち上がって、たたむと平たくなるやつです。

理由は2つあります。

まず、場所を変えられること。今日はリビング、週末は実家、旅行先の和室、みたいに動かせます。ベビーベッドに固定するタイプだと、そのベッドがある部屋でしか使えないし、ベビーベッドを卒業した時点で使い道もなくなります。

もう一つは、生地が顔に落ちてこないことです。骨組みと生地が一体になっていて、広げると自分で形を保ちます。よっぽどのことがない限り、崩れて窒息するような事故は考えにくいと思います。手作りで一番こわかったところが、市販品だと起きにくい。

選ぶときに見ているのは、このあたりです。

  • 広げるだけで自分で形を保つか。かぶせるだけのものは、ずり落ちてきます
  • 顔が見える窓があるか。メッシュの窓が付いていると、めくらずに様子を見られます
  • 空気の通り道があるか。全面が遮光生地のものは、夏はやめたほうがいいと思います
  • たたんだときの大きさ。しまえないと、結局リビングに出しっぱなしになります
  • 中の広さ。寝返りを打つようになると、思ったより狭く感じます
赤ちゃん用ポップアップテントを選ぶときに見るところ。形を保つか、顔が見える窓、空気の通り道、たたんだ大きさ、中の広さ

もう一つ、変わった選択肢があります。大人向けに売られている「ブラインドーム」という製品です。

幅60cm、奥行83cmほどで、頭のあたりだけを覆うサイズです。フレームで自立しているので、手作りのように生地が顔に落ちてくることはありません。

これの何がいいかというと、寝たあとから、そっとかぶせられることです。ベビーベッドごと覆うタイプは、寝る前に設置しておく必要があります。でもこれは、寝てから置ける。後半に書く「寝る場所に置いて、背中には触らない」というやり方とも噛み合います。

遮光の性能そのものは、部屋を暗くするのにはかないません。顔まわりを少し暗くするもの、という位置づけです。それと、もともと大人向けの商品なので、赤ちゃんに使うなら顔との距離が十分に取れているかは見てあげてください。

正直に書いておくと、これで真っ暗にはなりません。薄暗くはなりますが、朝日が入る部屋なら朝日には負けます。昼寝を少し楽にする道具、くらいに思っておくのがちょうどいいと思います。

夜もしっかり寝てほしい、というところまで求めるなら、次からの部屋ごと暗くする話のほうが向いています。

背中センサーは消せないけど、光センサーは消せる

寝かしつけをしたことがある人なら、全員知っていると思います。抱っこで30分かけてやっと寝て、そーっと布団に置いた瞬間にパチッと目が開くやつ。背中スイッチです。

あの背中センサーは、親の力では消せません。何回やってもパチッと開きます。今でもイライラします。

でも、もう一つのセンサーは消せます。光センサーです。

赤ちゃんは光にかなり敏感です。これは気のせいではなくて、眠気を作るメラトニンというホルモンが、光を浴びると出にくくなるからだそうです。

つまり、部屋を暗くするだけで寝かしつけの難易度が変わることがある、ということですね。どうにもならない背中スイッチに悩むより、こっちを先にやったほうが早いと思います。

1人目がなかなか寝なかった時期に、試しに部屋を真っ暗にしてみたら、明らかに寝つきが変わりました。

その1人目も大きくなりましたが、今も寝るときの部屋はできるだけ真っ暗にしています。たまにシャッターを閉め忘れると、子供は朝日と共にきっちり起きてきます。ちゃんと暗くした日は、いつまでもぐっすり寝ています。

推測でしかないんですが、暗いところで寝るというのは、体のつくりとしてそもそも自然なことなんだと思います。今の家は照明が明るいし、カーテン越しの朝日もよく入ります。眠るようにできている体には、ちょっと刺激が強すぎるのかもしれません。

昼寝は「別室」前提でやってます

というわけで、この記事はリビングではなく寝室で昼寝させるやり方で書いています。リビングで添い寝派の方には、合わない部分があるかもしれません。

1人目のときは、寂しいかなと思ってリビングを暗くして昼寝させていました。でもこれが大変で、親は身動きが取れないし、別のことをしようものならすぐ起きるし、夫婦そろってストレスMAXでした。

何がきっかけだったか忘れましたが、あるとき寝室で寝かせてみたら、ぐっすり寝てくれたんですね。それ以来、寝るのは寝室になりました。

とはいえ最初の子だったので、葛藤はありました。寂しい思いをさせて可哀想じゃないか、うつ伏せになって何かあったらどうしようと、いろいろ考えました。

なので1人目のときは、別室で寝かせるのに合わせてベビーカメラを入れています。ただ、真っ暗な寝室だとカメラの赤外線ライトが光って、置き場所にかなり苦労しました。この話は「ベビーカメラを置かなかった理由」で詳しく書きます。結論だけ言うと、うちは途中から使わなくなりました。

結局、よく寝られることは子供にとっても大事みたいで、心配しすぎるより危ないところを減らして、気持ちよく寝かせるほうに考えが寄っていきました。

そのあと2人目、3人目と続いて、途中で家も変わりましたが、別室で寝かせる方針はずっと変えていません。3人とも、このやり方で寝るルーチンがつきました。

部屋ごと真っ暗にする作り方

遮光した寝室で光が漏れてくるところ。カーテンの合わせ目と両端、窓枠、エアコンのランプ、コンセントの保安灯、扉の下のすき間

ここでいう真っ暗は、目を開けても、目を閉じているのと同じ光量のことです。ちょっとでも光が漏れていると、そこに気を取られて寝ないので、光る場所は全部つぶしにいきます。

シャッターがある家ならだいぶ楽です。うちはシャッターの無い家でしたが、それでも組み合わせれば真っ暗にはできました。

軸になるのは遮光カーテンと遮光シートの2つで、あとは細かい光漏れをテープでつぶしていく感じです。5つ紹介します。賃貸でも使える方法を中心に書きます。

シャッター・遮光カーテン

シャッターがある家なら、閉めるだけなので一番手っ取り早いです。

無い場合は、まず遮光カーテンを買います。遮光等級は1級のもの一択です。等級が低いと夕方の西日や朝日が透けて、それだけで起きます。

ただ、遮光カーテンだけでは真っ暗になりません。カーテンと窓枠の隙間から光が回り込んでくるので、最後はそこをどう消すかの勝負になります。次の遮光シートと合わせて、やっと真っ暗になります。

遮光シート

窓ガラスに直接貼るシートです。真っ暗を作る主役はこっちだと思います。

うちでは最終兵器あつかいで、寝かしつけの時期は貼りっぱなしです。暗くなくても寝るようになるか、引っ越すまで剥がしません。

買うときは、先に窓のサイズを測ってください。足りないと隙間から光が漏れて、貼った意味がなくなります。

貼り方は、霧吹きで水をかけて貼る水貼りタイプがおすすめです。ノリで貼るタイプは粘着が強くて、賃貸だと剥がすときにこわいです。水貼りならノリを使わないので、跡が残りにくいです。

ただし水貼りは、時間が経つと端からペロッと剥がれてきます。そこは次のテープでごまかします。

遮光テープ

シートで消しきれなかった窓枠まわりの光漏れを、上から貼ってつぶします。

そしてもう一つ、こっちのほうが大事かもしれません。エアコンや空気清浄機の運転ランプ、コンセントの保安灯をつぶすのに使います。

部屋を暗くすればするほど、この手の小さなLEDがやたら眩しく感じます。真っ暗にしてから部屋を見回すと、あちこちで何かが点滅していることに気づくと思います。全部、黒いテープで覆ってしまいます。

隙間スポンジテープ

窓が片付くと、今度は扉の隙間から漏れてくる光が気になってきます。

黒の隙間スポンジテープを扉枠に貼ると、そのわずかな光も止まります。

選ぶときは、そこそこ厚みのあるものにしてください。薄いと光も止まらないし、すぐ剥がれてきます。

マスキングテープ

遮光テープは剥がすことを考えて作られていないので、そのまま貼ると跡が残ったり、塗装が持っていかれたりします。

賃貸なら、遮光テープを貼る場所に先にマスキングテープを貼っておくと安心です。上から遮光テープを貼れば、出るときにマスキングごと剥がすだけで済みます。

ベビーカメラを置かなかった理由

別室で寝かせるとなると、当然出てくるのが「様子が見えなくて不安」という気持ちです。うちもまさにそれで、1人目のときはベビーカメラを買いました。

ところが、ここで思わぬところにぶつかります。

ベビーカメラの暗視機能は、ほとんどの機種で赤外線LEDを使っています。普通の部屋なら気にならないんですが、真っ暗にした部屋だと、この赤外線がしっかり光って見えます

映りを確認しながら遮光テープで光をつぶしたり、置き場所をあちこち変えたりしましたが、完全には消せませんでした。

数年前の時点では、赤外線を使わずに暗視できるものとしてパナソニックの一部機種が選択肢でした。ただそれでも背面の運転ランプは塞ぐ必要があって、真っ暗な部屋とベビーカメラの相性はあまり良くないな、というのが正直なところです。

そして光と格闘しているうちに、もう少し手前のことに気づきました。

カメラがあっても、不安は消えないんです。

特に新生児のうちは、乳幼児突然死症候群(SIDS)のことが頭から離れません。それに対してカメラができることは、正直あまりないと思います。映っていても、心配なものは心配です。

そこで意味があるのは、カメラの有無より寝かせ方のほうでした。固めの寝具にする、うつ伏せにならないよう気をつける、厚着させすぎない、部屋を暑くしすぎない。派手さはないけれど、確実なところです。

あとは、気になったら実際に見に行くこと。画面越しに見るのと、部屋に入って呼吸と顔色を確かめるのとでは、安心感が全然違いました。

そんなわけで、2人目・3人目は最初からベビーカメラ無しでやっています。別室といっても声は普通に聞こえる距離ですし、ときどき見に行けば足りました。何より、毎日カメラの光と格闘しなくて済むのが楽でした。

これはうちの結論なので、必要かどうかは各家庭で決めてもらえればと思います。ただ、別室にするならカメラは必須、と思い込んでいる方には、無しでも回せますよとお伝えしたいです。

落ちない仕組みはベッドガードで

別室で寝かせるようになると、次に出てくるのが落ちないようにするという問題です。

やり方は2つあります。ベビーベッドの中で寝かせるか、大人のベッドや敷布団で寝かせてベッドガードを付けるか。

両方やってみて、うちは大人のベッドにベッドガードのほうが圧倒的に楽でした。

ベビーベッドは「寝てから運ぶ」のが大変

ベビーベッドって、柵があるぶん大人がトントンしたり添い寝したりしにくいんですね。なので、寝かしつけは大人のベッドでやって、寝たらベビーベッドに運ぶ、という流れになります。

この運ぶ瞬間が、とにかく起きます。背中スイッチが入ってパチッと目が開いて、30分が無かったことになる。何回やったか分かりません。

寝かせた場所でそのまま寝ていてもらえるというだけで、大人ベッド+ベッドガードのほうが楽でした。

選ぶときに見た3つ

うちが使っていたのはカトージのベッドガードです。見ていたのは次の3つでした。

  • 高さがあること。低いと寝返りで乗り越えて落ちます。大人がベッドに座ったときの腰くらいが目安です
  • 耐荷重。これは見落としがちですが、つかまり立ちの時期になると赤ちゃんはガードに寄りかかります。弱いと倒れたり、ガードごと外れたりします
  • 一緒に倒れても痛くなさそうな作りか。金属フレームがむき出しのものより、布張りでクッションがあるほうが安心です。落下を完全には防げないので、落ちたときのことまで考えて選びました

カトージは布張りで高さもあって、寄りかかっても倒れませんでした。

3歳になっても使えます

そこそこの値段はしますが、新生児のうちだけの買い物ではありません。

3歳くらいの寝相が荒くなる時期にも、そのまま使えます。寝ながら一回転したり、端まで転がっていったりするので、まだ外せません。

新生児から幼児まで通しで使えると思えば、そんなに高い買い物でもないかなと思います。

寝るルーチンを覚えこませる

ここからは2つ目の軸、ルーチンの話です。

人の体は、同じことを繰り返していると「これが来たら次はこれ」と覚えていきます。赤ちゃんも同じで、ここに来たら寝る、この音が鳴ったら寝る、これに包まれたら寝るというのを覚えてくれると、寝かしつけがだいぶ楽になります。

うちで使ったのは、5つの道具と1つの工夫でした。

バウンサーは日よけ付きを選んでください

2人目の寝かしつけの主役はバウンサーでした。乗せると自分で寝てくれたので、本当に助かりました。

ただ、バウンサーは商品によって寝かしつけの向き不向きがかなり違います。2台使ってみて、選ぶときに外せないと思ったのは次の4つです。

  • 日よけが付いていること。これが一番見落としやすいところです。日よけは後から付けられません。無いものを買うと、顔の上に何かをかけるしかなくなって、それは危ないのでできません
  • フルフラットに近いところまで倒せること。立ち気味のままだと首が前に折れて苦しそうになります
  • 長さがあること。3人目は体が大きめで、思ったより早く卒業してしまいました。長く使いたいなら最初から大きめを選んだほうがいいです
  • 椅子兼用でないこと。離乳食を食べさせられるテーブル付きのタイプがありますが、寝かせるのが目的なら要りません

日よけが付いていると、上から毛布をかけてバウンサーごと暗くすることができます。2人目のときは、これで光を遮って寝かせていました。

椅子兼用を外した理由も書いておきます。本体が大きくて置き場所を選ぶこと、寝る場所に食べこぼしが落ちて毎回拭くことになること、そして寝かせ専用のほうが単純に寝かしつけに向いていること。何でもできるものより、ひとつのことに絞ったもののほうが、だいたい具合がいいと思います。

うちが使った2台の話

1人目のときは、おさがりでコンビのネムリラ系の上位機種をもらいました。電動スイング無し、椅子兼用のタイプです。当時のいい機種だったはずですが、寝床としてはあまり働いてくれませんでした。

2人目のときに買ったのは、中華製の手動バウンサーで6,000円ほどのものです。日よけ付き、フルフラットにできて、長さも十分。これで毎回しっかり寝ました。

というわけで、寝かせるのが目的なら6,000円くらいの手動のもので足りると思います。

一つだけ注意があって、電動スイングは慎重に考えたほうがいいと思っています。揺れて寝るルーチンが染みつくと、卒業したあとに自分で揺れないと寝られない子になることがあります。音や布団みたいに、卒業しても続けられるルーチンのほうが、あとあと楽です。

音で「寝る時間」を覚えてもらう

ルーチンを作るのに、音はかなり使えました。

正直に書くと、うちはホワイトノイズマシンの専用機を持っていません。やっていたのはこのあたりです。

  • 耳元で低い音を流す。低めの「ザー」という音や、安定した低音は寝つきを助けてくれました
  • ビニール袋をクシャクシャする音。3人ともそれなりに反応しました。おなかの中の音に近いそうです
  • スマホの無料アプリのノイズ音。手軽ですが、音質と安定感は専用機に劣ると思います

同じ音を流していると、それが寝る合図になる。これは3人とも共通でした。

専用機は、胎内音や雨音を切り替えられて、タイマーで自動的に消えて、音量も安定します。それと、寝かしつけの間ずっとスマホがノイズアプリに占領されるのは、正直しんどいです。あの何もできない時間にスマホが使えないのはつらいので、専用機を買う価値はあると思います。5,000円から2万円くらいです。

夜中の明かりはおやすみライトで

夜中の授乳やおむつ替えのときに蛍光灯をつけると、完全に起きます。

そこで使うのが、明るさを変えられるおやすみライトです。手元だけぼんやり照らせる暖色の弱い光があれば、起こさずに用事を済ませられます。

うちはバルミューダのランタンを使っていました。無段階で暗くできるLEDは意外と少ないです。

毎回同じ布団で寝かせる

これは買い物ではなく運用の話ですが、毎回同じ布団と毛布で寝かせるのは、けっこう大事でした。

触り心地と匂いで「これに包まれたら寝る時間」と覚えてくれます。途中で布団を変えた日は、たいてい寝つきが悪くなりました。

新しく買うなら、肌触りが良くて長く使えるものを選んでおくといいと思います。

3人目でたどり着いたやり方

最後に、3人目の話です。今はこのやり方が一番安定しています。

やっていることは単純で、寝る場所に普通に置いて、寝返りでぐるぐる回ってしまわないように、腕か腰のあたりに軽く手を回しておくだけです。押さえつけるのではなく、動きを止めておく程度です。

背中には触りません。背中スイッチのある場所をわざわざ触るのは、それだけで起こすリスクがあります。

昼寝も寝室でやります。抱っこで寝かせるのをやめて、寝るべき場所に置いて寝てもらう。これを毎日繰り返していると、だんだんそれで寝るようになります。訓練みたいなものですね。

これができるようになると、寝た後がとにかく楽です。抱っこから下ろす動作が無いので、あの一番失敗しやすい瞬間がそもそも発生しません。手を離して部屋を出るだけで済みます。

あとは、体が冷えていると寝つきが悪いので、スリーパーは今も使っています。

抱っこに頼らない寝かし方と、真っ暗じゃないと寝られない子にならないか

うちは最終的に、寝かしつけに抱っこをしなくなりました。最初から決めていたわけではなく、やっているうちにそうなったという感じです。

抱き癖がつくからやめたほうがいい、みたいな話ではありません。抱き癖と、抱っこ依存は別のことだと思っています。

抱っこされたがるのは普通のことで、そこは気にしなくていいと思います。困るのは、抱っこじゃないと寝られない、というルーチンのほうが染みついてしまったときです。

こうなると、こういうことが起きます。

  • 親が抱っこできないとき(体調が悪い、疲れきっている、上の子の世話をしている)に、寝かしつけが止まる
  • 体重が増えるにつれて、親の負担がどんどん増える
  • 別室に移すときや卒乳のときに、別の方法へ切り替えるのに苦労する

1人目のときは、これに完全にはまりました。抱っこ30分が毎日の決まりごとになって、その30分が毎日必ず発生するというのは、続くとけっこうこたえます

なので2人目からは、抱っこ以外の寝かせ方をいろいろ試すようになりました。抱っこ寝が悪いという話ではなくて、長く続けるための手段を増やしておきたかった、という感覚です。

抱っこで寝かせたい家庭は、それで全然いいと思います。親が無理なく続けられるやり方なら、何でもいいです。

真っ暗じゃないと寝られない子になりませんか

ここまで真っ暗をすすめてきたので、気になっている方もいると思います。

うちの3人については、全員大丈夫でした。上の子たちは今、多少明るくても普通に寝ています

3人目にいたっては、新生児のころから暗くしなくても寝るタイプでした。同じ親が同じ家で育てても、こんなに違うんだなと思います。

真っ暗にしたから真っ暗じゃないと寝られなくなる、ということは、少なくともうちでは起きませんでした。部屋を暗くするのは寝つきを良くするためにやっていることで、暗くないと寝られない子にするためではないので、そこは切り離して考えていいと思います。

大きくなれば光への敏感さも変わっていくので、そのときどきで寝室の明るさを調整していけば大丈夫かなと思っています。

よくある質問

Q. 市販の遮光ドームを買うなら、どれがいいですか

A. 広げるだけで自分で立ち上がるポップアップテントのタイプがおすすめです。場所を動かせるので、リビングでも帰省先でも使えます。それと、骨組みと生地が一体になっていて形を保つので、生地が顔に落ちてくる心配が少ないです。選ぶときは、顔が見えるメッシュの窓があるか、空気の通り道があるか、たたんだときに片付くか、を見てください。

Q. 部屋全体は暗くできません。ベビーベッドだけ暗くしたいのですが

A. ポップアップテントのタイプが現実的だと思います。ただ、正直に書くと真っ暗にはなりません。薄暗くはなりますが、朝日が入る部屋なら朝日には勝てません。昼寝を少し楽にする道具、くらいに考えておくとちょうどいいと思います。窓が1つだけなら、その窓に遮光シートを貼るほうが安く済むこともあります。

Q. 真っ暗な部屋を作るのに最低限必要なものは何ですか

A. シャッターがある家なら、シャッター+遮光カーテン+遮光テープ(家電のランプを覆う用)の3つで足ります。シャッターが無い家は、遮光カーテン+遮光シート(水貼りタイプ)+遮光テープの組み合わせになります。扉の隙間から光が入るようなら、黒の隙間スポンジテープも足してください。

Q. 賃貸で穴を開けずに遮光する方法はありますか

A. 突っ張り棒タイプのカーテンレール+遮光カーテンが基本です。窓ガラスには水貼りタイプの遮光シートを貼れば、跡が残りにくいです。粘着テープを使うところは、先にマスキングテープを貼っておくと、退去のときに剥がすだけで済みます。

Q. バウンサーを選ぶときに一番大事なところは

A. 日よけが最初から付いていることです。日よけは後から付けられません。日よけがあれば、上から毛布をかけてバウンサーごと暗くできるので、寝かしつけがだいぶ楽になります。あとはフルフラットに近いところまで倒せること、長さがあること、椅子兼用でないことの3つです。

Q. すでに抱っこ寝になっています。抜け出せますか

A. いきなり切り替えるのは難しいので、抱っこ以外のスイッチを少しずつ作っていくのが現実的だと思います。うちがやったのは、バウンサー+日よけ+毛布で暗くする、寝る場所に置いてから腕や腰に軽く手を回して落ち着かせる、といったやり方です。同じ音を流して寝る合図にするのも、抱っこ以外のルーチンを作りやすくなります。

Q. ベビーカメラは必要ですか

A. うちは最終的に置かない選択になりました。真っ暗な部屋だと暗視の赤外線が目立つこと、カメラがあっても乳幼児突然死症候群への不安は消えないこと、別室といっても声は聞こえる距離だったこと、この3つが理由です。カメラで見るより、ときどき部屋に入って呼吸と顔色を確かめるほうが安心できました。

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