賃貸のベビーゲートは「自立型+床固定」で倒れにくくなる

賃貸のベビーゲートは「自立型+床固定」で倒れにくくなる

結論:賃貸のベビーゲートは「自立型+床固定」が正解

賃貸のベビーゲートでいちばん詰まりやすいのが、片側にしか柱や壁がない場所のように思います。突っ張り型が使えないと、選択肢は自立型くらいしか残りません。

ただ自立型はそのままだと子供の力でも動いてしまうので、ケーブルモールで床に固定する方法に行き着きました。賃貸でも穴を開けず、必要なくなれば剥がして撤去できます。

ベビーゲート4タイプの選び方早見表

ベビーゲート4タイプの配置イメージ

通販やお店で見かけるベビーゲート・ベビーサークルは、大きく4タイプに分かれます。それぞれ得意な場所と苦手な場所があるので、まず一覧で見ると選びやすいかなと思います。

タイプ特徴賃貸で使うときの注意点
囲い型(ベビーサークル)使うときだけ設置できる。子供を囲うタイプ成長すると嫌がりやすい
突っ張り型両端を柱や壁で突っ張って通せんぼ両側に突っ張れる場所が必要
自立型スタンドで自立する。場所を選ばないそのままだと子供の力で動く
間仕切り型部屋を大きく仕切る両端の固定と補助スタンドが必要で賃貸には厳しい

賃貸でいちばん現実的なのは突っ張り型ですが、両側に突っ張れる場所がない場合は、自立型を固定する選択肢が出てきます。

賃貸で詰まる「片側しか突っ張れない」問題

片側しか突っ張れないレイアウト
片側しか突っ張れないレイアウト

賃貸では穴を開けられないので、ベビーゲートの主力は突っ張り型になります。ただ実際に設置しようとすると、片側にしか柱や壁がない場所が結構あります。

たとえばキッチンへの入口が片側だけ壁、もう片側はオープンな空間に抜けているケースです。突っ張り型は両端で押さえる構造なので、片側がないと固定できません。

ここで「片側だけ突っ張って、もう片側はどうにかしよう」と考え始めると、後述するディアウォール+突っ張り型の組み合わせに手が伸びやすいです。

やってはいけない:ディアウォール+突っ張り型

ディアウォールとベビーゲートが共倒れするリスク
子供が寄り掛かるとディアウォールごと倒れるリスク

片側に柱がないなら、ディアウォールで疑似的な柱を作って突っ張ろう、というアイデアが浮かびます。ただ、ベビーゲートとの組み合わせはおすすめしません。

ディアウォールは構造上、横からの力に弱いです。子供が2歳前後になると、ベビーゲートを押したり寄りかかったりするようになります。そうするとディアウォールごと倒れます。共倒れになるとケガのリスクが大きいので、この組み合わせは避けたほうがいいと思います。

ディアウォール自体が悪いわけではなく、本来は棚や飾り板を支える用途のものです。乳幼児が掴まったり押したりする箇所には向かないと考えたほうがよさそうです。

自立型をケーブルモールで固定する手順

自立型ベビーゲートをケーブルモールで固定する平面図
自立型ベビーゲートを固定する位置
ケーブルモールで侵入方向の力を食い止める仕組み
侵入方向の力がかかっても倒れにくい
自立型ベビーゲート+ケーブルモール+養生テープ+鳥よけシートの設置例
実際の設置例

考え方はシンプルで、自立型のスタンド部分をケーブルモールで床に固定して、子供の力では動かせないようにします。穴を開けず、養生テープで補強する形です。

固定するのは「侵入方向」と「横スライド方向」の2つです。完全固定ではないので、大人なら持ち上げて撤去できます。

手順は次の7ステップです。

  1. ゲートを置きたい位置を決める
  2. スタンド部分の周辺にケーブルモールを敷く位置を決める
  3. 敷く床周辺を広めに養生テープで養生する
  4. ケーブルモールをサイズに合わせて切り、両面テープで貼り付ける
  5. 端や突っかかりそうな部分を配管パテでなだらかにする
  6. 配管パテの上から養生テープでカバーして補強する
  7. ゲートを傾けて入れる隙間が残っていたら、鳥よけシートでふさぐ

7番目は子供が知恵をつけてくると必要になります。ゲートを少し傾けて足を入れようとするので、足裏が痛い鳥よけシートを置いておくと諦めてくれることが多いです。

必要な部材

スタンド可変式の自立型ベビーゲートを軸に、5点をそろえる構成です。すべて穴を開けずに使えます。

1. 自立型ベビーゲート(スタンド可変タイプ)

スタンドの角度や位置を動かせるタイプが使いやすいです。固定スタンドだと、ケーブルモールで囲う位置が制限されてしまいます。

2. ケーブルモール(両面テープ付き)

本来はコンセントのケーブルを隠す部材ですが、ここではスタンドを動かないように囲うために使います。サイズは1号か2号が、躓きにくさと安定感のバランスが良いかなと思います。

3. エアコン配管パテ

ケーブルモールの端や角を、なだらかにならすのに使います。粘土で代用できる気もしますが、配管パテのほうが扱いやすいかなと思います。

4. 養生テープ

ケーブルモールの設置場所の保護と、配管パテのカバーに使います。床に貼って剥がす前提なので、養生テープがおすすめです。

5. 鳥よけシート

子供がゲートを傾けて隙間から入ろうとしたとき、足の裏が痛いので断念してくれます。手順7で使う想定の部材です。

撤去前提で組む3つのコツ

ベビーゲートが必要な期間は、お子さんの成長次第ですが、長くても数年だと思います。引っ越しや模様替えで設置場所が変わることもあると思うので、最初から「いつか撤去する」前提で組むのがおすすめです。

コツ1:見た目はあきらめる

ケーブルモールと養生テープが床に這うので、正直、写真映えはしません。ただ、倒れにくさと安全性を優先した組み方なので、見た目を取るか機能を取るかというトレードオフかなと思います。

コツ2:床側はテープだけで完結させる

両面テープ+養生テープで完結させると、剥がすときに床を傷めずに済みます。ビス止めや強力な接着剤は使わないほうが、引っ越し時の原状回復が楽です。

コツ3:養生テープは定期的に貼り替える

養生テープは時間が経つと粘着が劣化して、剥がしたときにノリが床側に残ることがあります。床を傷めるほどではないですが、ベタつきが取れずに結構厄介です。

半年〜1年に一度くらいのタイミングで貼り替えておくと、後で剥がすときが楽です。ケーブルモールも一緒に浮いてきやすいので、気づいたら貼り直す前提で考えておくと安心かなと思います。

FAQ

Q1. ベビーゲートはいつ頃まで必要ですか?

お子さんが「ここに入ってはいけない」を理解できるようになるまでが目安かなと思います。2歳〜3歳くらいで言葉で伝わるようになると、ゲートで物理的に止めなくても済むケースが増えてきます。

Q2. 賃貸でディアウォール以外に柱を作る方法はありますか?

突っ張り棒タイプで天井と床を支えるアジャスター部材も売られていますが、ベビーゲートと組み合わせるには横方向の力に弱いものが多いです。賃貸では「柱を作る」より「自立型を床側で固定する」ほうが現実的な選択肢かなと思います。

Q3. 自立型を斜めに置きたい場合は?

スタンドの角度を自由に変えられるタイプを選べば、斜めの配置にも対応しやすいです。ケーブルモールでスタンド部分を囲うやり方は、直角でも斜めでも同じ考え方で固定できます。

Q4. ベビーサークル(囲い型)は賃貸で使えますか?

囲い型は床に置くだけなので、賃貸でも使えます。ただ、子供が成長すると「閉じ込められている」と気づいて嫌がるようになりがちなので、長期使用前提というよりは、短時間の見守り用と考えるのがよさそうです。

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