補助輪無し自転車のためのチェックリスト
2歳11ヶ月で補助輪無しが乗れた(自慢だけど後悔)
こんにちは、ハルコトです。
のっけから自慢話でごめんなさい。
長女は2歳のときに補助輪無しの自転車に乗れるようになりました。
乗るためにかかった仕込みの期間はおよそ1年です。
(もちろん、毎日練習したわけではないです)
なんて自慢をしつつも、乗れるようになって初めて分かったデメリットもあって
子供が自転車に乗れるようになることと自転車を活用できることは全然違うと今では思っています。
実際に乗れるようにさせてみると補助輪無しの自転車は5歳くらいからでもいいんじゃないかと思ってます。
とはいえ、乗れるようになるためのやり方は参考になるかもしれません。
今回は自転車に乗れるようになるまでの流れについて書きたいと思います。
自転車に乗れるようにするまでに先にやること
自転車に乗れることよりも大事なポイントなので先に書きます。
補助なしで自転車に乗れるようにする前に
交差点や曲がり角手前で徐行、交差点では一時停止することを徹底させる
ことを平行してできるように徹底したほうがいいです。
子供にもよると思いますが、乗れるようになると「公道デビュー」をしたがります。
ハルコトが失敗したと感じるのは、この点です。3歳では交差点での左右確認の徹底なんてできません。
車の仮免許ではないですが「徒歩で交通ルールを守ることができる」というのは最低限だと思いますし
事故にあわないためにも、ここは徹底するべきポイントだと思います。
また、長女が自転車に乗っていて危ないなぁと思うのはブレーキです。
握力については運動神経や訓練でカバーできないため、自転車を手のブレーキだけで止めるためには、速度を一定以下にさせる必要があります。
自転車公道デビューの前から、コントロールできる範囲で少しずつ一時停止を体に叩き込んだほうが良いです。
我が家ではこれらの理由から、4歳になって16インチの自転車に切り替えたのち、公道デビューをさせました。
自転車に乗れるようになるまでの流れ
さて、いよいよ本題です。自転車を補助輪無しで乗れるようにするための手順ですが、そのステップは大きく6つあります。
足蹴りで進む感触を覚える(足けりの三輪車)
「地面をけると三輪車が進み、蹴らないと止まる」という「作用反作用、慣性、摩擦」の関係を体に叩き込むのが三輪車の役割だと個人的に思っています。
2022年現在、次女が1歳10か月で足けり三輪車を少しずつ体で理解し始めています。三輪車は漕ぐが難易度が高いのかな、とも思います。
2輪でバランス感覚をつける(ストライダーなど)
足けり三輪車ができれば、すぐにストライダーのような足けり2輪車にシフトしても良いと思います。
ストライダーから自転車にステップアップすることを前提とするなら、スポーツモデルがおすすめです。
グリップや足置きの有無など外乗り向きであり、サドルが自転車に近い座り心地なのがポイントです。
ペダル着脱式の二輪車もありますが、ハルコト的には足けりに特化したストライダーのほうが良いと思っています。
というのも、クランク/チェーン/ブレーキ機構が付くと、車体の重さが結構になってしまいます。
車体を支えたり車体を足だけで押し出すのに力がいるため、2輪で走るバランス感覚をつかむ以前のハードルが高くなってしまうためです。
強いて言うなら、ブレーキはついていてもいいと思いますが、それでも、ある程度軽いタイプのものをお勧めします。
我が家の場合、2歳~2歳8か月くらいまでは、ストライダー乗ってました。
子供にもよるとは思いますが、大人が小走りくらいの速度をだして、慣性だけで進むくらいが次のステップに行く目安だと思います。
足漕ぎで進めるようにする(12~14インチ自転車+手押し棒)
ここからが自転車としての本番です。次のステップとあわせて2~3か月くらいでできるようになりました。
3歳前後で自転車にチャレンジすると、12インチとなるため、ほぼケッターサイクルくらいしか選択肢はないと思います。
そして12インチですと、サドル位置が非常にひくく後ろを支えるには低すぎるため、別で「手押し棒」をくっつける必要があります。
その手押し棒も、サドルにクランプを挟むスペースが非常に狭いので、1㎜の滑り止めゴム板をかませながら、かなり無理やりに設置する感じなります。
なお推奨品をくっつけても、175㎝くらいの身長ですと多少前かがみになるのと、片手持ちになるため、結構握力使います。
最初、ハンドルの進行方向を維持し、バランスを保ちながら足をこぐのがとても難しいようで、ふらふらしながら足漕ぎをすることになります。
このときの練習がお父さん的には一番の正念場です。
「辛いし補助輪にしようかな…」とも思ったのですが、自転車屋さんにも相談したところ
一度補助輪つけると、二輪でのバランス取りがリセットされてしまうのでおススメしないとのことでした。
そのため、多少キツイですが、手押し棒でおいかけて足漕ぎができる感覚をつかませるところまで頑張りましょう。
手でブレーキがかけられる(12~14インチ自転車+手押し棒)
ある程度足漕ぎができるようになると、念のため手押し棒に手を添えて「カーブだけ少しフォローする」という感じになってくると思います。
気を抜くと転びますし、手を放していることがばれるとトラウマになってくるので、ある程度子供自身がカーブを回れるくらいまでは気を抜かずに追いかけるほうが良いです。
この時期は「手でブレーキを握る」ことを徹底します。
ただし、握力がないので、手ブレーキで減速はできても、ほとんど足ブレーキになると思います。
おススメは、手押し車中に「踏切です、カンカンカン…」とか「青の歩道信号が点滅してます!」とか声掛けをして手ブレーキを意図的にかけさせる練習です。
手でブレーキをしてから、足で止まる、というのがある程度できるようなら、いよいよ手押し棒外しのための最終段階です。
手押し補助なしで進める(手押し棒はつけたまま)
手ブレーキがある程度体に染みつくころには、ほとんど手押し棒に手を添えているだけだと思います。
子供のほうも、一定以下の速度だとふらつく、曲がるときは少し速度を落とすというようなことを体で覚えてたりします。ここまで来ていれば、あとはタイミングだけだったりします。
自分で漕ぎ出せるようにする(手押し棒はつけたまま)
手を放して進めるようになったとしても、実は最終難関があります。漕ぎ出しです。
それほど時間がかかるわけではなかったですが、それでも初速を出して漕ぎ出すようになるためには練習がいります。
手押し補助無しができるようになったら、最初から走らせる練習を入れるとよいです。
しばらくは走り出しも補助がいるので、漕ぎ出しができるようになってから、手押し棒を外しましょう。
交通ルールと徐行ルール(手押し棒を外す)
自転車に乗れるようになったら間違いなく「公道で走りたい」と言い出すと思います。
て押し棒がついている状態で何度か「公道」を走らせつつ、交通ルールや徐行について教えてください。
交差点や曲がり角手前で徐行、交差点では一時停止することを徹底させる
これができないと、本当にあぶないです。
これができると判断できれば手押し棒は外していいかと思います。
安全性を考えると4~5歳からのほうがいい
というのが、3歳前に子供に補助輪無しで乗せることができたハルコトの主張です。
乗れるようになることと、移動手段として活用できることは違うのです。
「早く乗れればいいってもんじゃない」というを身をもって反省しているハルコトです。