賃貸でも使いたい!設置場所別ベビーゲート「倒れない」取り付け方

子供の安全第一!

こんにちは!ハルコトです。

ハイハイやよちよち歩きをし始めるころになると「ここ入ってほしくないなー」とか出てきます。そうなると考えたくなるのが「ベビーゲート」。我が家はかれこれ3年ほどベビーゲートにお世話になっています。

とはいえ設置場所によって設置が難しかったり、壁に穴を開けなくては行けなかったり、思い通りのレイアウトが難しいケースもあります。

我が家で買ったベビーゲートとベビーサークルは6台。様々なレイアウトに対応すべく、各種の実験を行ってきました。今回はそのノウハウから設置場所別にベビーゲートの置き方や選び方について解説したいと思います。

売っているのは4タイプ

汎用タイプとしてお店や通販で売っているベビーゲート・ベビーサークルは4タイプです。

設置位置別ベビーゲート4タイプ
設置場所によりベビーゲートは4タイプ
囲い型いわゆるベビーサークル。使うときだけ設置する使い方ができる。
突っ張り型両端を突っ張って、出入口などを通せんぼするタイプのもの。
自立型スタンドで自立するタイプのもの
間仕切り型部屋を間仕切る大型のもの。突っ張り型+自立型の形状や、両端を壁面に固定させつつ自立するタイプなどがある。

囲い型は子供が嫌がる

ベビーサークルって結局「子供の行動制限」です。最初のころは目新しさもあってか、楽しく遊んでたりするのですが、そのうち知恵がついてくると「自分は閉じ込められているんだ!」ということに気づく瞬間がやってきます。

突っ張り型は設置位置が限定的

子供側を囲むというベビーサークルの発想に対して、突っ張り型は「入っちゃいけない場所を区切る」ため、子供にとってストレスが少ないです。しかし「両サイドが柱や壁などの構造体」である必要があるため、設置位置に制限があります。

自立型は動いてしまう

どこにでも置けますが、子供の力でも簡単に動かすことができてしまいます。そのまま使う場合には、ベビーゲートとしての機能を満たせません。

間仕切り型は倒れやすい

部屋を間仕切る大型のものです。レイアウトの自由度が高く、子供の行動制限をする割に開放感があるため使い勝手がよさそうなのですが、これはこれでデメリットがあります。

1.両端を固定するために柱や壁側になんらかの処理が必要。
自立を支えるためとゲートを固定するために両端の処理が必要になります。賃貸には厳しい制限です。

2.ゲートが倒れないように支える補助スタンドは大人にとって危険。
自立を支えるため各所に補助的なスタンドがついています。これが曲者で、足をひっかけて怪我したり、ゲートが倒れたりします。補助スタンドを床に固定することも可能ですがゲートの横幅が広いほど倒れやすくなるため、両面テープやガムテープなどでの半端な固定方法では機能しません。

4パターンをざっくりまとめましたが、どれかを選んで設置するだけならば、この記事は必要ないのじゃないかなぁと思うわけです。

 

結局困るのが「片方しか突っ張れない」場所

賃貸などの場合、壁や床に穴をあけるわけにはいかないため、どうしても主力は「突っ張り型」になります。しかし結局のところ「突っ張る場所がないけど区切りたい」というパターンが一番こまるのです。

片側しか突っ張れないレイアウト
片側しか突っ張れないレイアウト

図は以前の我が家のレイアウトです。アイランドキッチンだったので点線をうまく区切ってキッチンスペースに入らせない方法が課題でした。突っ張り型は難しく、間仕切りタイプも壁や床に固定することも避けたく、試行錯誤しました。

 

絶対NG:ディアウォール+突っ張り型

もっとも手っ取り早いのはディアウォールを使うという方法です。ディアウォールで疑似的な柱を作ろうというものです。

子供が押し倒そうとするとディアウォールも一緒に倒れるリスク
子供が寄り掛かると危険

結論から言うと、ディアウオールはお勧めしません。ディアウォールは構造上横からの力に弱いので、子供が2歳くらいになるとベビーゲートを強行突破しようとします。そうするとディアウォールもろとも転倒します。本当に危ないです。

ケーブルモールによる自立型固定法

そこで我が家が編み出したのが自立型を床に固定したケーブルモールで動かせないようにするという方法です。

自立型を侵入方向だけ動かないようにするというコンセプトで、実際の我が家の設置イメージはこんな感じです。

自立型ベビーゲートを固定する
我が家の設置方法

自立型のスタンド部を「ケーブルモール」を使って固定することで、侵入方向からの力を食い止めています(侵入方向と逆側は心もとないですが)。もともと自立用に作られているので倒れにくく、倒れた場合にもディアウォールと共倒れということもないため、ケガのリスクは少ないです。

自立型ベビーゲート活用でレイアウトフリー
これなら侵入方向の力がかかっても倒れにくい!

図では侵入方向だけですが、横のスライド方向にもケーブルモールで固定することで、大人は持ち上げれば撤去できるが、子供には移動させられないベビーゲートが完成します。

必要な部材

自立タイプのベビーゲート

スタンドが固定タイプのものは使いづらいです。こちらの製品はスタンド部が可変するので、端部の片方は立てかけて、片方はスタンドを利用するみたいな使い方ができます。

ケーブルモール(両面テープ付き)

ふつうはコンセントのケーブルとかを隠すために使うアイテムですが、今回はスタンドの位置を固定するために使います。安定性と躓きやすさを考慮すると、1号ないし2号がいいです。

エアコン配管パテ

ケーブルモールに躓かないように、なだらかにします。必須ではないですし、粘土とかでも代用できる気もします。

養生テープ

配管パテをさらにカバーしたり、ケーブルモールの固定を補強するために使います。床に接着するため、養生テープをお勧めします。

鳥よけシート

子供が賢くなってくると、少し傾けた隙間から入ろうとします。隙間に入ろうとする際に鳥よけシートがあると、足の裏が痛いので断念してくれます。

 

作り方

作り方は次のような手順です。

1:ゲートの設置位置を決める。
2:設置位置にあわせてケーブルモールを敷く場所を決める。
3:ケーブルモール設置場所周辺を広めに養生テープで養生する。
4:ケーブルモールを切って張り付ける。
5:ケーブルモールの端や突っかかりそうな場所を配管パテでなだらかにする。
6:配管パテをカバーしつつケーブルモールを養生テープで補強する。
7:強引に侵入可能なルートを鳥よけシートでふさぐ。

 

必要なくなったら撤去できるように

見てもらえるとわかるように正直不格好です。写真映えしません。ただ、ベビーゲートが必要な期間って数年ですし、引っ越しや模様替えなどで、ベビーゲートの設置位置も変えたい!ということもあると思います。「ベビーゲートとして用をなして、比較的安全。なおかつ移設が簡単」な実用性重視の設置方法です。

お困りの皆さん、ちょっと検討してみてください!

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